実践教科書
打ち合わせの基本 5〜4ヶ月前
結婚式当日のながれ
結婚式当日は、新郎新婦の安心と結婚式当日の進行は、単なる時間管理ではなく新郎新婦の緊張を解き「安心」をつくる大切な時間です。お支度から挙式・披露宴の結びまで、各場面のチェックポイントとチーム連携を徹底し、特別な一日をプロとして俯瞰して支えるための実務ノウハウをまとめます。
結婚式当日におけるプランナーの立ち位置は、会場の運用スタイルによって様々です。 常に新郎新婦の傍に寄り添う「ベタ付き」もあれば、キャプテンやアシスタント、アテンド(介添え)として現場を動かす場合、あるいは他のお客様との打合せがあり、当日の進行をサービスチームへ委ねる(引き継ぐ)場合もあります。
しかし、あなたがどの場所にいたとしても、求められるのは「一日の価値を創り出すプロ」としての役割です。
自分の役割という「点」だけを見るのではなく、結婚式という一日全体を「俯瞰する視点」を持つこと。そして、それぞれの場面で押さえるべき重要チェックポイントを確実に把握しておくこと。
その「全体を見渡す視野」と「細部への目配り」こそが、新郎新婦やゲストの期待を超える感動と満足度を生み出します。
お支度入り〜お支度完了
新郎新婦が会場に到着し、お支度を終えるまでの約2時間は、緊張を和らげ、最高の一日を迎えるためのマインドセットの時間です。
単にスケジュール通りお支度を進めるだけでなく、プロとして以下の配慮・確認を行いましょう。
表情や仕草をよく観察し、何気ない会話の中で心身の状態を把握します。
前夜や当日の朝、急な体調不良などでゲストの欠席・遅刻が発生している場合があります。ご変更事はありませんか?など、やんわりと確認しましょう。
当日が素晴らしい青空であっても、お天気に関する言葉のチョイスにはプロとしての繊細な配慮が必要です。結婚式(祝宴)そのものが「ハレの日」であるため、「晴れましたね!」は控え、お天気にも恵まれ、爽やかな、気持ちの良いなどと表現することが望ましいでしょう。
ファーストミート
支度を終えた新郎新婦がお互いの晴れ姿を初めて見せ合うセレモニー「ファーストミート」。
その価値は、「お互いの姿を見て驚く・感動する」ことだけではありません。
言葉を交わすことで、緊張が和らいだり、ふたりきりで素直な気持ちを伝え合える唯一の時間になります。
しっかり幸せを噛み締めてもらうためにも、雰囲気づくりが大切です。
挙式リハーサル
当日行われる挙式リハーサルや直前の説明は、非常に限られた時間の中で進められます。
だからこそ、事前打ち合わせの段階で挙式の流れや基本的な動作をしっかりとお伝えし、打ち合わせ内容を関わるスタッフへ共有しておくことが欠かせません。
また、本番直前は緊張で頭が真っ白になってしまう新郎新婦がほとんどです。挙式中も近くでさりげなくサポートすることを伝えておくと安心していただけるでしょう。
打ち合わせではしっかりとご説明し、本番中もしっかりと寄り添える体制を整えておくことが大切です。
挙式リハーサル動画を作成し、事前におふたりでご覧いただくこともおすすめです。
リハーサル動画制作を承っていますので、必要な場合はお問い合わせください。
親族紹介
当日の限られた時間でスムーズに進行できるよう、事前の打ち合わせで手順などを説明しておきましょう。
挙式
挙式直前は、新郎新婦はもちろん、エスコートを務めるお父様やご家族にとっても緊張が最高潮に達する瞬間です。
しかし、その大きな緊張感こそが「かけがえのない幸せ」を実感するための大切なプ瞬間でもあります。
おふたりやご家族が心地よい緊張感の中で安心して本番を迎えられるよう、スタッフ自身が常に落ち着いた振る舞いと笑顔を心がけ、深い安心感でお包みしましょう。
受付
受付係の主な役割は、ご記帳・ご祝儀のお預かり・出席確認・席次表やお車代のお渡し、各種演出への案内など多岐にわたります。
最近増えている「受付指示書」は、必ずプランナー自身が目を通し、当日のタイムスケジュールやオペレーションに支障がないかを事前に確認・調整することが必要です。
また、受付指示書の有無にかかわらず、当日の限られた時間でスムーズにレクチャーできるよう、打ち合わせの段階で「おおまかな流れを受付係のご友人に事前共有しておいてもらうよう」新郎新婦へアナウンスしておきましょう。
披露宴
緊張感のあった挙式から一転、披露宴のスタートでは多くの新郎新婦が「楽しんできます!」と明るい表情で入場へと向かわれます。
披露宴は、これまで新郎新婦と積み重ねてきた打ち合わせの集大成です。
おふたりが心から宴を楽しみ、最高の時間を過ごしていただけるよう、キャプテンやサービス、撮影・司会者などすべてのスタッフと事前に情報を深く共有し、チーム一丸となってサポート体制を整えて送り出しましょう。

日々多くの結婚式を迎える中で、私たちプランナーにとっては「日常の業務」であっても、新郎新婦やご家族にとっては「一生に一度きりの特別な一日」です。
慣れからくる作業的な対応は、「私たちは数あるうちの一組に過ぎないのかな」という悲しい思いをお客様に抱かせてしまいます。
常に「代わりのない特別な一日」を預かっているという責任を持ち、晴れの日にふさわしい真摯な立ち振る舞いと心意気で毎回の結婚式を迎えましょう。





